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結論、「事実に解釈を加えない」ことでストレスと上手く向き合う
日常でストレスを感じる場面は多くあります。避けられないストレスであったり、ストレスを感じ取りやすい性格の人もいらっしゃいます。またストレスは最低限必要なものでもあります。
必要以上のストレスを感じないようにすることで、日常ストレスの軽減が期待できます。本記事では、考え方、受け取り方の問題で、いらないストレスを感じてしまっているパターンをシチュエーションをもとにご説明します。
結論、「事実」に「解釈」を付け加えている人はストレスを感じやすいです。
ストレスセンサーはオフにできない
ストレスはどうしても感じるもの。ストレスは溜まるもの。
ストレスを一切感じない設定にできれば良いのですが、生きていれば何かしらのストレスは溜まるものです。
もちろん、ストレスを感じない環境や、ストレスが溜まらない場所に身を置くことも大切なことです。しかし人間は感情を持ち、かしこい動物ですから、何かしらのストレスを無意識に感じ取ってしまうこともあります。そのため、ストレスにさらされる機会というのは多くの人に共通してあることとなります。
ストレスはどんな状況や環境でも感じるものと仮定すれば、ストレスの受け取り方を改善する必要があり、受け取り方を改善すればストレスの軽減が期待できます。
ストレスの原因となる考え方のクセを治す
ストレスが溜まりやすい人の特徴として、ストレスが溜まりやすい考え方をしている可能性があります。同じ出来事や同じ状況であるにもかかわらず、その人はストレスが溜まりやすい方向に
思考を巡らせている可能性があるということです。
あるシチュエーションを例に、ご説明します。
ストレスが溜まりやすい考え方、「事実」に「解釈」を加える
シチュエーション①
「面接の履歴書の作成中、ペンを手から滑らせて落とした」
ペンが落ちた(事実)
→どうしよう、面接も落ちるってことかな。そういえばあの企業は
採用の確率が低いとネットで書いてあったけど、やっぱり自分みたいな人 が大企業を受けることは非常識なんだ。 (+解釈)
このように、Bさんは1つの事実に対し、勝手に解釈を付け加えています。
ペンを落としたという事実は面接の合否に直接的に影響しません。
しかしBさんは不安な気持ちのせいか、いらない解釈を付け足してストレスを感じ取ってしまいました。
対策、「事実」に「解釈」を付け加えない
先ほどのシチュエーションを例に挙げますと、Aさんの対応がふさわしいです。
「事実」に対し、淡々とペンを拾い、再び作業に戻ることが出来ているからです。
Bさんのように、解釈を付け加えることでネガティヴな考えが思い浮かび、結果としてストレスが溜まることになると作業も捗りません。
別のシチュエーションで言えば、「上司に仕事内容で注意を受けた」場合でもこの対策が当てはまります。この場合、注意を受けた内容を真摯に受け止め、再度ミスをしないよう見直しを行えば良いだけなのですが。「上司は私をダメ認定しているに違いない」や「今回のミスで私の評価は下がったかもしれない。この会社での居場所がなくなるかもしれない」などの解釈を付け加えることがあるのです。
このように1つの事実に解釈を加えることはストレスが溜まる原因となるため、事実に解釈は加えず、淡々と必要なことをこなしましょう!
ペンが落ちた(事実)。→拾う。履歴書を書き進める。