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もうすぐ夏。体型が気になりだす時期

GWもいよいよ終わり、夏が近づいてきましたね。
今年は4連休〜11連休と人によりその差はあったものの、天候にも恵まれ良いリフレッシュとなったのではないでしょうか?
さて、気温が高まるにつれ薄着の季節になってきます。
薄着や肌の露出が増えることにより、ご自身の体型や体重を気にされる方が増えてきます。
実際に私が勤務するスポーツジムでも、そういった理由で入会される会員様がこの時期から急激に増加しております。
体型や服装のお悩みに関して、スポーツジムでの運動やトレーニングが解決策になることは容易に想像できますし、スタッフ目線でも強く推奨します。
また身体の問題だけでなく、精神的にもプラスの影響をあたえることでしょう。
しかし、
事実ベースでお伝えしますとスポーツジムの継続率は非常に低くなっております。
私自身、職場のジムでは毎日多くの会員様の入会対応をしているのですが
新しく入会した会員様の半分以上が、その2ヶ月後には姿を現さなくなります…
そして3ヶ月目あたりで、どこか不甲斐ない表情をされながら、解約手続きに来られます。
このような入会から退会までの一連の流れは、私の職場に限らず、
日本のフィットネス業界における定着率においても課題とされています。
入退会を3回も繰り返した筆者
私自身、現在ではジムスタッフとして勤務しながら、週5日、毎回1時間半〜2時間のトレーニングを行えています。
しかしながら、過去には入会と退会を3回繰り返した経験があります。
いずれも以下のような順番で解約に至りました。
- 入会する
- とりあえず色々な機械に触れてみる
- 思っていたよりもキラキラしていないことに気づく
- 結果を出すには地道な努力が必要であると悟る
- モチベーションが著しく低下する
- 気がつけば幽霊会員となっている
- 会費だけを払う羽目になり解約する。
当時は、継続できなかった不甲斐ない感情・お金と時間を無駄にした気持ちで複雑でした。
それからまた期間が空いて、ジムに対してキラキラしたイメージが膨らみます。
そして再びジム生活を始めますが、待っている結果は同じ。
後述しますが、この一連の流れにジムが続かない理由が凝縮されています。
ジムが続かない人は100回入っても100回辞める?
「このジムは綺麗だから続くだろう」
「今回は前よりモチベーションが高いから続くだろう」
「高い会費を払ったし今回こそは頑張るんだ」
一応、毎回それなりの思い込みで入会しますが、結局はお決まりの流れで解約でした。
それもそのはず。
人間は、その人特有の考え方や行動パターンというものが存在します。
「考え方」「自分の軸」「固定概念」と表現できます。
いずれも、ちょっとやそっとで変わるものではありません。
したがって、1度ジムが続かなかった人は基本的に、何度入っても続かないと言えます。
むしろ「続かなかった」経験があるため、結果が見えてるので余計にすぐ辞めます。
これは筆者自身も経験したことで、耳を塞ぎたくなる事実でもあります。
では、どうすればジムが続くのでしょうか。
どのような考え方や概念でジムに励むと良いのか。
ジムが続かない具体的なパターンとその理由 + 解決策までご紹介しますね。
本記事はスタッフとして数々のお客様と関わってきた経験と、私自身の失敗経験を合わせた
超有料級記事と自負しておりますので、最後までお読みいただけますと幸いです。
お読みいただいた方の考え方を変える一助となれば幸甚です。
それでは、参ります。
続かないパターン① 全力を出すのが恥ずかしいと思っている

人前で精一杯頑張ることが恥ずかしいと思っている人は、ジムが続かないと感じます。
全力で筋トレして顔が赤くなっている自分を見られるのが恥ずかしい
ジムごときで必死に踏ん張っている自分が恥ずかしくなってくる
苦悶の表情で運動に励んでいる人を小馬鹿にしてしまう自分がいる
私もこのような考えを持っていました。
ではなぜ、全力を出せない人はすぐに辞めてしまうのでしょうか?
理由は大きく2つあります。
①全力を出した先に待っている効果を実感せずに辞めてしまう
②他人の視線がストレスとなるから
ジムで全力で運動することにより、疲労感・達成感・満足感が伴うことは確かで
これを経験せずにジムを辞めるのは、映画の序盤の広告シーンだけ見て帰ることと
同じくらいもったいないと筆者は強く感じます。
続かないパターン② フリーウェイトエリアに足を踏み入れない
フリーウェイトを使わない人が辞めるのではありません。
フリーウェイトに足を踏み入れたことがない人が、ジムが続かない傾向にあります。
実際に私の職場であるジムでも、フリーウェイトを少しでも使ったことがある人、
あるいは使っている人はジムが続いている傾向にあります。
一体なぜか…
単純に、フリーウェイトが楽しいから!というシンプルな理由もありますが、
それ以上に、根本的に続かない理由がそこには理由があります
・新しいことに挑戦しようとする意志が無いため1
・安心できる範囲で、無難で同じ日々が続くため刺激も発見もない
少しでも興味を持った運動は、やってみましょう。
いつも入らないエリアに、入ってみましょう。
ハマるかもしれません。思ったより楽しいかもしれません。
失敗するかもしれません。その分、自分の向き不向きがハッキリする可能性もあります。
知らないまま去るのは、勿体ないです。
自分の素直な欲求に忠実になってみれば、新しい刺激や発見があるとおもいます。
そうすれば、同じジムでも様々な感覚を味わうことができます!
続かないパターン③ 目標や動機づけがぼんやりしている
何かしらの行動を起こす際には、必ずきっかけや目標があります。
例えば家で、
椅子から立ち上がる → 冷蔵庫にあるプリンを取るため
冷蔵庫のプリンを取る → お腹が空いたから
納豆じゃなくてプリンを選ぶ → 甘いものが食べたくなったから
このような感じです。
- ジムに入ろうとしたのはなぜですか?
- ジムに入って何を達成したかったのですか?
- それを達成しなかったらどんな不利益を被りますか?
ジムに通いながらで結構ですし、些細な理由でもまったく問題ないので
自分がどこに向かって進むか、意識してください。
意識することで、あなたは少しずつでも前進していると実感できます。
進んでる感じがしないから、面白味がなくなります。
続かないパターン④ IQが高い
ジムが続かない人はIQが高い傾向にあります。
ジムに通うことに目的やきっかけがあると前項で述べましたが
ジムに行かない/行かなくなる ことにも理由が理屈があります。
正確に言えば、理由や理屈を作り出してしまいます。
そうすることでジムに行かず家でくつろいだり、ジムに行く時間を他の時間に
充ててしまいます。
そして厄介なことに、この「行かない理由」が至極真っ当であるということです。
理論的で合理性の高い、すごく正当な理由を上手く考えつき、ジムに行くことをやめます。
この瞬間、人間のIQが瞬間的に高まって正当な理由を作り出すため
IQが高い人はジムが続かないわけです。
続かないパターンその⑤ 超がつくほどの「せっかち」
この世の中、snsやAIの発達により、調べれば何でも答えが見れる時代になりました。
このような見出しの記事に魅力を感じる傾向はありませんか?
絶対に成功する方法5選
これだけで筋肉が発達する裏ワザ
30秒で全身を大きくする神トレーニング
これらは、「せっかち」な人が食いつきやすいワードになっています。
ではなぜ、せっかちであればあるほど、ジムが続かず辞めてしまうのでしょうか?
それは、短期的な効果を求めすぎるあまり、失敗は無駄であると考えているからです。
答えが無いと頑張れませんか?
100%効果の出る方法でないとやる気が出ませんか?
そのような完璧主義の方は、ジムが続かないかもしれません。
なぜなら、あなたが思うほどの成果は短期的には感じ取りにくいからです。
多くの人にとって成果とは、身体の外見的な変化を指します。
実際にダイエット目的でジムに入会する人が半数以上を占めています。
そういった外見の変化は、現実ベースで言えば2〜3日で変えることは難しくて
Googleやchat GPT みたいにサクサク結果が目に見えるわけではありません。
日々ジムに通い、わからないながらに全力でやる続けることで、少しずつ成果に繋がります。
もっと言えば、「絶対に効果のでる方法5選」のような方法でも、あくまで
継続することがメインですし、動画の通りにやっても完全に再現できるほど簡単でもなかったりします。
なので、どのみち継続するしか方法は無いのです。
ですが外見の変化を実感するまで、あるいは体重が減り始めるまで
黙々と継続することは確かに難しいことであると理解しています。
私自身、過去にジムに3回も入会と退会を繰り返していますので。
これについては次の章でまとめています。
続かないパターンその⑥ 幸せのハードルが高くなりすぎた人
この世にはたくさんの娯楽に溢れかえっています。
・すぐにアクセスできる大人の動画
・パチンコなどのギャンブル
・安くてすぐに酔えるお酒
・200円の味の濃いカップラーメン
どれにも共通していることは、「すぐに得られる快感」であるということです。
お金さえ払えば、何の苦労もせずに、家のソファでくつろぎながらでも
大きな快感を得ることができるこの時代。
わざわざジムに行って、快感を味わう必要がありますか?
特に外見の変化を目標にジム通いをしている人からすれば、ジムに行くことは
わざわざ時間をかけて辛い運動をして、時間のかかる努力をする。
そういったイメージになると仮定すれば、ジムが続くわけないでしょう。
これは、日常ですぐに得られる高刺激に慣れすぎて、
少々の苦労や努力をすることが困難になっているサインとも取れます。
幸せを感じるハードルが上がっています。
では、もうジムを続けるのは不可能でしょうか?答えはNOです。
ジムで得られる低刺激な快感を感じてください。
例えば…
・お気に入りのウェアで運動するワクワク感
・軽く走った後の心地よい疲労感
・汗をかいた後の爽快感
・筋肉を使った時の満足感
・ジムから帰る時の達成感
ジムに通う意味 = 外見の変化 ではありませんし
外見の変化が無い = 無駄な時間、失敗 でもありません。
先に述べた低刺激な快感があります。小さな楽しみを日々感じることで継続できると考えます
仮に失敗してもそこから学べるので、失敗にも意味があります。
筆者からすればその失敗は意味のある失敗なので失敗では無いと考えます。
まとめ
いかがでしたか?
ジムが続かない人に多く見られるパターンと理由が想像できたのではないでしょうか。
人によっては痛いところを突かれた方もいらっしゃることでしょう。
私自身の入退会の経験とジムスタッフ側からの視点、双方を合わせた記事となっております。
本記事がジム通いの継続にあたって、一助となれば幸いです。
本記事でご紹介しました
「ジムが続かない人のパターン」は以下のとおりです。
- 全力を出すのが恥ずかしいと思っている
- フリーウェイトエリアに足を踏み入れない
- 目標や動機づけがぼんやりしている
- IQが高い
- 超がつくほどの「せっかち」
- 幸せのハードルが高くなりすぎている
ご精読ありがとうございました!
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